ネットショップ最大手「Amazon」の創業者といえばジェフ・ベゾス氏ですが、ベゾス氏は宇宙にとても興味があるらしく、「ブルーオリジン」というベンチャー企業まで設立しています。
そのべソス氏が、ブルーオリジンのロケット「ニューシェパード」で7月20日に宇宙へ行くと発表しました。また、時雄同じくしてという感じで、ヴァージン・グループ創業者のリチャード・ブランソン氏も7月に同社の有人宇宙船で大気圏上端に向かう予定だそうです。今回はこのニュースについてです。
宇宙旅行が子供のころからの夢
「Amazon」はもちろんネットショップの最大手サイトですね。自分もよく利用していますが、「Amazon」って、ほんと便利ですよねえ。そんなAmazonの創業者がジェフ・ベソス氏ですが、先日はベゾス氏がAmazonのCEOを退任するということがニュースになりましたね。
ベゾス氏といえば、宇宙開発のベンチャー企業「ブルーオリジン」を設立していることは以前も紹介しましたね。そして先日6月7日、ジェフ・ベゾス氏がこのブルーオリジンが製造したロケット「ニューシェパード」で、7月20日に宇宙へ行くと発表しました。
これはブルーオリジンで初の有人宇宙飛行となるそうです。ベゾス氏は子供のころから宇宙に行きたいと思っていたそうです。この打ち上げでは、再利用利用が可能なロケット・宇宙船が使用され、宇宙空間と地上の境界線とされる「カーマンライン」という高度100キロ近くで搭乗者は約3分間の無重力状態を体験。
その後に地上に戻るという予定で、打ち上げ〜着陸まで11分という宇宙飛行になるようです。ベソス氏を含めた6人の乗る宇宙船は、地球に降下して、3つのパラシュートによってテキサス州西部にある砂漠に着陸する予定です。ニュー・シェパードの制御はパイロットがいない完全自動制で、乗組員が進路を変更・調整することはできません。
搭乗者はシートベルトの着脱だけができて、宇宙船内部を動けば、窓から地球を眺められるようです。6席のなかの1席はオークション形式で売られており、現在入札額は日本円にして3億円以上になっています。もちろん、こんな大金を使おうという人なんで、ベゾス氏と同じように大金持ちなんでしょう(笑)
ヴァージン・グループのあの社長も
このニュースと同じように、ヴァージン・グループ創業者のリチャード・ブランソン氏も今年7月に自社の有人宇宙船「VSS Unity」に乗り込んで宇宙を目指す予定だそうです。ブルーオリジンのロケットでは有人飛行は今回が初ですが、ヴァージン・グループでは有人飛行を成功させています。
初の有人飛行で自身が乗り込むというのだから、ベゾス氏の意気込みはすごいですね。もちろん、無人飛行よりも有人飛行のほうが複雑な仕組みが必要になります。ヴァージン・グループでは有人飛行を成功させていますが、その前には事故によって死亡した人間もいます。
それでもあきらめず、今年5月にはついに「VSS Unity」で有人飛行を成功させました。6人乗りのVSS Unityは翼のついたスペースプレーンで、「ホワイトナイトツー」という専用のジェット機によって高度約15,240mまで運ばれます。ここで、VSS Unityが母機から離れてエンジン点火をし、1分で高度80,467mまで上昇、搭乗者は数分の無重力を体験します。
着陸はニューメキシコ州の離発着場になる予定で、離陸〜着陸まで約90分になるそうです。
国際宇宙ステーションまで行った大富豪もいる
ベゾス氏やブランソン氏の体験する宇宙旅行はこれが初めてではなく、これまでにも行った人がいます。国際宇宙ステーションまで行くという宇宙旅行を、2000万ドルという大金を自腹で払って行ったのはデニス・チトー氏という大富豪でした。
なぜ、こんな大金を払ってまで、と思うかもしれませんが、宇宙に行くことはチトー氏の夢だったんだそうです。その念願の宇宙旅行を体験したチトー氏は、「自分の人生は完成したので、あとはおまけのようなものだ」とコメントしているくらいです。なんともすごいセリフですね。
宇宙は最後のフロンティア
民間企業による、商業的宇宙旅行は、ブルーオリジンのようにいくつかの企業も実現を目指していて、関心が高まっています。ベゾス氏やブランソン氏、チトー氏のように、大金を持っている人は宇宙に行きたがる人が多いようです。その人たちは「子供のころからの夢だった」というコメントが多いですね。
現代では人間が冒険できる空間というのも、宇宙くらいだからということでしょうかね。将来的には、上記のような大富豪だけでなく一般人でも行けるようになるのでしょう。みなさんはどうでしょうか?
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