火星

なぜ移住計画が火星なの?火星の歴史も含めてわかりやすく解説





 

あなたは「火星人」と聞いてどのような姿を思い浮かべるでしょうか。

昔のSF作家は火星人としてタコのように頭が大きくて細長い足が何本もある生物を想像しました。

遠い将来には、地球から人類が移住して、

火星で生まれ育った人々が「火星人」と呼ばれているかもしれません。

 

 

火星探査の歴史

 

火星は地球のすく外側を回っている惑星です。

火星の環境には地球と似たところがあります。

過去には水が表面にあった形跡があります。

現在でも地下に水や氷があって生命がいるのではないかと考える人もいます。

火星には薄いながらも大気があり、重力も地球の3分の1の強さがあります。

地下に水がある可能性もあるので、

どうにかすれば地球の様に人間が住めるのではないかと考えられます。

火星に生命がいるかどうか、また近い将来、人類が火星にすめるかどうか、

詳しく調査するために、火星には次々と探査機が送り込まれています。

火星探査の歴史を表にまとめてみました。

表に挙げたのは成功した主な探査でこの他にも失敗した計画がたくさんあります。

 

打ち上げ 探査機 国名 成果
1964年 マリーナ4号 アメリカ 火星に初めて接近し、写真を撮影。
1971年 マルス3号 旧ソビエト連邦 始めて火星に着陸。
1971年 マリーナ9号 アメリカ 初めて火星の周回軌道に乗る
1975年 バイキング1号・2号 アメリカ オービター(軌道船)とランダー(着陸船)で構成。オービターは写真撮影・大気測定、ランダーは土壌分析・生命探査・気象観測・大気成分分析を行った。
1996年 マーズ・パスファインダー アメリカ 探査ローバ(探査車)により、火星表面を探査。
2001年 マーズ・オデッセイ アメリカ 火星表層の水分布を調査
2003年 マーズ・エクスプレス 欧州宇宙機関 火星全球の鉱物組成や大気構造を探査。大気が太陽風により流出していることを確認。
2003年 スピリットとオポチュニティ アメリカ 火星にかつて水が存在したと思われる証拠を発見。
2007年 フェニックス アメリカ 火星の北極に着陸。地面を削って、地下に水の氷があることを確認。

 

なぜ移住計画が火星なのか?

 

現在、火星への移住計画がにわかに脚光を浴びています。

火星移住計画に名乗りを上げている団体、企業はいくつかありますが、

その中で特に話題となったのが、

2011年に設立されたオランダの民間非営利団体

「Mars One」が立ち上げた火星移住計画プロジェクトです。

では、この火星移住計画はなぜ必要なのでしょうか?

ひとつには、地球温暖化や異常気象などの地球環境の変化の問題がありますが、

それでも人類が滅亡の危機に直面しているという状況でもないので、

他の星に移り住むことが緊急の課題というわけでもありません。

そもそも地球の環境問題も解決できないのに他の惑星の環境を造りかえられるのかと思います。

「Mars One」CEOのバス・ランスドーブはこの『なぜ火星に行くのか』という問いに対して

「昔冒険家たちが困難と知りつつ新大陸を目指したように

心に湧き上がるフロンティアスピリットが火星へと駆り立てるのだ」と語っています。

人間の本質として「探検する動物」という側面があります。

人類は10万年前に起源の地アフリカを出て、広く地球上に拡散してきました。

宇宙への進出はその延長線上にあると言えます。

現時点で、人類が住むことができそうな惑星は、現実的に考えて火星以外にありません。

なぜなら、太陽系において水星や金星は(太陽に近すぎるため)

表面温度が熱すぎて人類は降り立つことすらできませんし、

火星の外側を回る木星や土星は太陽から遠すぎて

表面温度マイナス100℃以上の極寒の地となっている上、

そこに到着するまでにも数年以上もかかります。

ということで、残る候補は火星しかありません。

 

 

火星移住者募集

 

『Mars One』による2025年からの火星移住計画では、

2013年から募集が始まり約20万人が応募しています。

2017年に100人の候補者に絞られ、

この中には日本人も含まれています。後にこの計画は2031年に延期されています。

NASAも2015年に火星探査に必要な300名の宇宙飛行士を募集しています。

2025年に小惑星へ、そして2030年中には火星へと人を送る目標が掲げられています。

現在は計画段階ですが、火星へ行くという人類の夢が現実になりつつあるようです。

費用や技術的な問題などいろいろ課題はありそうですが、

私たちが生きている間に火星への有人飛行を成功させてほしいですね。

 




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