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中国の衛星「天宮2号」が制御不能、落下事故につながる?





 

中国の衛星「天宮」は、この前1号が制御不能して地球へ落下したということがニュースになりましたが、このたび2号も制御不能になったのかもしれないとされています。

 

今回はこの件についてみていきましょう。

 

中国が行ってきた宇宙進出について

 

「天宮」は中国の宇宙ステーションです。最近は中国もアメリカやロシアのように宇宙に目を向けているようです。

 

2003年に、いかにも中国というようなロゴが特徴的な「神船」5号でロシアとアメリカに次ぐ3番目の有人宇宙飛行を、2009年に同7号で宇宙飛行士の宇宙遊泳を成功させ、次に中国の宇宙ステーション建設を目指しました。

 

これが天宮になるわけですが、宇宙ステーションというものは非常に高度な技術が必要になります。

 

宇宙ステーションには上記の成功だけでなく、

 

・大型打ち上げロケット

・宇宙船のランデブーやドッキングの技術

・長期運用のための生命維持システム

・補給船

 

などが必要になります。

 

そのため、小さな試験機を使って少しずつ技術を蓄えていくということが天宮の計画になっています。

 

天宮は2011年から試験機打ち上げがスタートしています。

 

天宮1号は2011年9月1日、打ち上げ延期が発表され、同月の29日に打ち上げられました。

 

これはドッキング試験機で、ドッキング技術を習得することを目的に上げられました。

 

「神舟」8号の自動によるドッキング、また有人の同9号と10号で手動/自動ドッキングを行い、いずれも成功しています。

 

天宮1号には実験装置室・物資保管室があり、宇宙飛行士が乗っている神舟9号/10号から、宇宙飛行士が天宮1号に移動して研究実験も行いました。

 

重量は8.5トンで、これは宇宙ステーションとして小さいものになります。

 

しかし、2016年3月16日から制御不能になっていて、今年2018年4月2日に地球の南太平洋に落下したことがニュースにもなったのでご存知の方も多いでしょう。

 

天宮1号は制御不能に陥って高度が下がり、そのまま大気圏へと突入してしまいました。

 

落下地点とその日時の予測が難しいので、質量がある程度維持されたままどこかの都市圏に落ちてしまうす可能性もあったため、大惨事になりかねないとして世界中から大きなニュースとなって警戒されてしまったのです。

 

結局、天宮1号は世界が監視する中で、2018年4月2日に南太平洋上に落下しました。

 

制御不能になっていた天宮2号

 

そして、いよいよ本題の「天宮2号」です。

 

天宮2号は、2016年の9月15日に打ち上げられました。天宮2号は1号の予備機として「長征2Fロケット」によって2014年の打ち上げが予定されていましたが、2016年に長征5号ロケットで打ち上げられる、1号よりも大きい22トン級の試験機になる予定でした。

 

しかし、紆余曲折の末に最終的には長征2号FT2が使われ、天宮2号も1号を改良製造した8.6トン級の試験機になりました。

 

ドッキング標的機の天宮1号でしたが、2号は「宇宙実験室」です。

 

サイズは似ていますが、天宮1号と比べいろいろな実験ができるようになっていて、10m級のロボットアームも取り付けられています。

 

滞在可能期間は、最長で1か月程度とされています。2016年の10月18日に神舟11号がドッキングして、有人での運用が始まりました。ほぼ1ヶ月後の同年11月16日に神舟11号は切り離されて有人の運用を終えています。

 

約6トンの物資・約2トンの燃料という補給能力がある無人補給船の「天舟」が2017年の4月20日に打上げられて、その2日後の22日には無人によるドッキング試験が行われました。この「天舟1号」は、天宮1号を基に開発された補給船です。

 

天宮1号が地球に落下したというのはつい最近のニュースだったわけですが、この天宮2号も制御不能になったのか、近頃高度が100キロほど下がっていたことが明らかになりました。

 

アメリカの戦略軍、「統合軍宇宙構成部隊」によれば、天宮2号は今年6月13日、約390キロだった高度が約295キロになっており、10日後に元の軌道に上がっていたことが確認されました。

 

この件について中国の正式な発表はありません。

 

ハーバード大学の天体物理学者は「この動きによって天宮2号は多くの燃料を消費したでしょう。今回の動きは、役割を終えて大気圏に突入させるときのための制御実験かもしれない」

と語りました。

 

中国は来年2019年に宇宙ステーションの中核になる「天和」を打ち上げて、建設に本腰を入れる計画を進めています。

 

「天和も天宮2号と似た推進システムにする可能性があるので、この軌道変更は「天和」のための実験ではないでしょうか」としています。

天宮1号が制御不能となって地球に落ちたというニュースは、中国の宇宙開発に対して国際社会の不信を高める結果になりました。

 

そのため天宮2号は、成功させなければならないという国の威信がかかっているようです。

 

あのような失態を避けるため、天宮2号は地球に無事に落下させようとしているのではないかという説もあります。

 

 

落下事故にはならないようです

 

制御不能になっていた!?天宮2号についてでした。

 

現在の天宮2号はどうなっているのか心配ですよね?

 

幸い、現在天宮2号はコントロールされていて、天宮1号のようなことにはならないとされています。

 

天宮2号を制御して大気圏に突入させて、南太平洋にある「人工衛星の墓場」という一帯に落とそうとしているのだろうと専門家たちは語ります。

 

しかし、中国政府が沈黙しているのはなぜなのでしょうか?

信頼のために、アメリカの発表にリアクションを見せないのでしょうか。

問題が起きているならなるべく早く情報を公開すべきでしょう。

 

引き続き、中国の動きに注目していきましょう。

 




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