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人類の夢!アメリカ・スペースX社が驚きの火星移住計画が発表

2017年6月21日

 

去年2016年の9月27日、アメリカスペースX社のイーロン・マスクさんが、大規模な火星移住計画を発表しました。ニュースなどにもなって話題になりましたよね。聴くところによれば、火星移住は地球には戻れない片道切符になるかもしれないとか、ハリウッド俳優のレオナルド・ディカプリオ氏もチケットを買ったと言ったとか(冗談で!?)。こうなると、将来はどうなるのか実に興味が沸いてきますよね。

 

(有人火星探査 wikipedia)

 

アメリカスペースX社の大規模な火星移住計画とは、今後10年数年以内から開始される、地球の隣にある惑星に数千人の人間を輸送するというおどろきの計画で、さらには40年〜100年の間に、火星に100万人を送り込み、自給自足が可能な居住地を作る可能性もあるようです。これだけ聞くと、かなり野心的な構想という感じなんですが、宇宙事業の関係者によればマスク氏も突拍子もないことを言っているわけでもなく、技術的な計画概要もだいたいのところは正しいとしています。

 

火星に移住するというマスク氏の考えとは!?

 

なぜ人類は火星に行かねばならないのか、と考える人もいるでしょう。この問いに関してマスク氏はこのように考えています。「人類は、多惑星に住むことができる種となって宇宙に出て行く文明人となるか、地球にしがみついたままいずれ絶滅するか」ということです。マスク氏は、常に未来に関心があるために、1つ目の選択肢を選ぶということなんですね。また、オランダの民間団体の火星移住計画「マーズワン」は、火星への移住が「片道切符」であり、これが多くの議論になっていますが、マスク氏は帰還の選択肢を用意するのも重要として、必ずしも片道切符にはならない可能性もあるとしています。たしかに、現在の地球は環境問題が深刻な状況となっています。有名な物理学者のホーキング博士も、人類の未来は宇宙にしかないとも語っています。そこで、テラフォーミングの地として注目されているのが火星なわけです。

 

 

火星への人類の移住というのは、昔から多くのSF小説の題材となってきましたね。「火星年代記」「レッド・マーズ」など、多くの傑作があるので読んだことがある人もいるでしょう。

 

どうやって火星に向かうのか?

 

では、このプロジェクトはどのようにして火星に移住するのでしょうか。2020年代中頃から火星への飛行を初めるとき、最低でも60メートルという大きなロケットが必要となります。幅が12メートルほどのロケットブースターの先に飛行士が乗る宇宙船が付けられて、42基のラプターエンジンを使ってブースターが時速8648キロ加速します。宇宙船の部分が地球周回軌道に入ったら、ブースター部は方向を自力制御して発射台に軟着陸をします。火星へ向かうルートでは、宇宙船がソーラーパネルによって太陽からエネルギーをもらい、推進剤の温存をすることができます。宇宙船はその後、地球と火星が近づく位置になるまで地球の軌道に残ります。この配置は26ヶ月に1度とされています。この間に地球から多くの宇宙船が打ちあがり、火星移住の船団が一度に目的地へと向かうことになります。再使用可能な資源が計画のカギになっていて、各ロケットブースターを1000回、タンカー100回、宇宙船12回は使う予定としています。この計画の実現可能性についてですが、問題になるのが理想の基準にまでコスト削減ができるかという条件がつきます。マスク氏は、民間や政府からも資源や活力を得たいと考えています。昔の大航海時代のように、一度火星に人類がたどり着ければ、その快挙によってさまざまなところが発展を後押しするだろうとしているのです。

 

火星に移住できるとしたら、あなたならどうする!?

(火星 wikipedia)

 

まさに人類の夢という感じですよね。しかも、もしかしたらそれは火星へ行ったら地球に帰ることはできない片道切符かもしれません。あなたならどうするという感じで、周りの人たちと話し合ってみると面白いかもしれません。

 

写真:Business Insider Japan

 

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