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アポロ計画の真実、本当に月に行った?

2018年4月28日

 

宇宙といえばNASAですが、NASAが行った有名な計画といえばやはり「アポロ計画」でしょう。

しかし、このアポロ計画にはいろいろな話が存在しているようです。

 

アポロ計画で、本当に人類は月に行ったのでしょうか?

そんな話もあるので、今回はアポロ計画の真実についてみていきましょう。

( Buzz Aldrin during Apollo 11/wikipedia)

 

アポロ計画とは?

 

アポロ計画とは、NASAが1961年〜1972年にかけて行った、

人類初の有人月面着陸として有名な計画です。

 

このアポロ計画は現在では遠い昔になりましたが、

当時リアルタイムで生きていた人たちにとってはかなりすごい衝撃だったのではないでしょうか?

 

アポロ計画は、現在においても人類が唯一行った、

地球以外に到達(着陸)した歴史的な事業でした。

 

もちろん宇宙開発史の中でも画期的な事件であり、

人類の科学技術の歴史としても重要な1ページを作りました。

 

アポロ計画が行われた背景

(月着陸計画の決定を発表するケネディ大統領/wikipedia)

 

この計画が立ち上がった当時の世界状況は、

アメリカとソ連の冷戦がまっ只中であった1961年でした。

 

この年、有名なアメリカの大統領、

ジョン・F・ケネディが「1960年代の内に人間を月に着陸させる」と発表しました。

 

ケネディ大統領がなぜこのような計画を発表したのかというと、

やはり当時アメリカのライバル国であったソ連との関係が大きくありました。

 

選挙期間中にケネディは、宇宙開発の分野でソ連より優位に立つことを公約としていたからです。

 

現在ではあまり理解できないかもしれませんが、

当時は宇宙開発というものが国の威信の象徴という面があったのです。

 

ただ、1961年の1月にケネディが大統領に選ばれた当時、

自身は宇宙開発の詳細をよく知らなかったそうです。

 

そのうえ、人類初となる人間の月面への着陸には膨大な予算が必要であったため、

これも計画を先延ばしにする理由としてありました。

 

しかし、1961年の4月12日に、

ソ連のボストーク1号が宇宙飛行士のユーリ・ガガーリンを乗せて

人類史上初の有人宇宙飛行に成功します。

 

この報道を見たアメリカ人は、

宇宙開発競争においてソ連に負けているのではないかと不安になりました。

 

1961年の5月25日に、アメリカの議会の演説でケネディはアポロ計画の決定を表明しました。

しかしこの時点でのアメリカは1ヶ月前に有人宇宙飛行を初めて行ったばかりであり、

60年代の間にこの計画を成功させるためには、

どんな国も実現したことがない技術面の急激な進歩と、

250億ドルという巨額の予算が必要になりました。

 

そのため、アポロ計画は最大で40万人の従業員を使い、

サポートした企業・大学は2万以上に及んでいました。

 

そして公約通り、1969年7月20日にアポロ11号が月面が着陸、

宇宙飛行士のニール・アームストロングとバズ・オルドリンが

人類で初めて月の台地に降り立ったとされています。

 

その後も、月面着陸が5回行われて、1972年にアポロ計画は終了しました。

 

有人月面着陸は、もちろん当時のソ連も計画していました。

しかしあえなく失敗。

その原因は、巨大なエンジンがソ連には開発できなかったためと言われています

 

そのため、「N1ロケット」では、小型のエンジンが大量についていました。

アメリカでは、ヴェルナーフォンブラウン氏のエンジン開発が成功していますが、

ソ連はこれに並ぶようなエンジンを作ることができませんでした。

 

また、ソ連では優秀な技術者が集められなかったこともあります。

 

ソ連はアメリカよりも宇宙開発のいくつかを先に成功させていますが、

ロケットのエンジンはあくまで小型で、

これはドイツ占領地からのV2・V1ロケットが参考になっているようです、

 

また、当時のソ連は一党独裁で、決定がスムーズに行われましたが、

これが結果として宇宙開発のいくつかをアメリカより先に実現させたとも言われています。

 

 

アポロ計画の成果と事故

 

アポロ計画は人間を月に到着させ、無事に地球に帰還させるという目的がありましたが、

その際に大きな事故が2度ほどありました。

 

まず、アポロ1号の火災事故で、3名の宇宙飛行士が死亡しました。

 

さらにもうひとつは、アポロ13号で宇宙空間で酸素タンクが爆発した事で、

こちらは乗組員はその危機管理能力と地球からの管制官のサポートのため無事に地球に戻っています。

 

アポロ計画は、宇宙開発の関連技術が発展することの大きなきっかけとなり、

電子工学・遠隔通信・コンピュータ等の分野の発展において特に大きく貢献しています。

 

複雑な機器の検査のために統計的手段を使うなど、工学の分野でも影響を与えています。

 

有人宇宙飛行で必要不可欠な物だったアポロ計画で使われた機器等は、

文明・技術・電子工学の記念として現在でも残されており、

計画に使われた多くの遺物は、国立航空宇宙博物館のような世界各地の博物館に展示されています。

 

 

アポロ計画で人が月に降りていなかった?

 

このようなアポロ計画ですが、

実は、月に人間が降り立ったというのは「ウソ」だったのではないかという話があるのです。

 

ネットでも、「アポロ計画」と検索すると関連ワードに「嘘」などが出てくるので、

こういった説が今でも残っているようです。

 

現在ではアポロ宇宙船が月へ行ったという多くの証拠が公表されているものの、

アポロ計画の成功を信じていない人たちが一定の数存在しています。

この人たちは「アポロ計画陰謀論」を支持しています。

 

2016年のイギリスの調査では、

イギリス人のなんと50%以上がアポロの月面着陸を信じていないというデータがあり、

アメリカ人では7%の人が信じていないそうです。

 

アポロ計画がウソだったという説を最初に発表したのは1974年に出版された

「We Never Went to the Moon」という本とされています。

この本は3万部売れたと著者は語っています。

 

キリスト教一派の「平面地球教会」という団体が、陰謀論を最初に唱えた団体です。

 

また、こんな映画もあります。1977年のSF映画「カプリコン1」は、

NASAの有人火星探査が失敗、

それを隠すために火星のセットを室内に作って着陸シーンを撮影するというものでした。

 

 

陰謀論では、アポロ11号から月へ降り立ったニール・アームストロングとバズ・オルドリンは、

「カプリコン1」のように月ではない「映画撮影用のスタジオ」で映像を作成し、

中には「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック監督が

この映像を指揮したという説を唱える人もいるらしいです。

 

この映画以後もアポロが本当に月へ行ったのかについて

多くの関連本やテレビ場番組などが登場しています。

 

アポロ計画の捏造を主張している人は、撮影された写真に矛盾点が見られるということや、

当時の科学技術レベルを考慮して、

月と地球の往復はできないのではないかという主張をしています。

 

ただ、その多くが科学的無知・事実の誤認からきているもので、

NASAや民間のテレビ局、日本においては科学者たちや「と学会」等、その反論をしています。

 

アポロ計画が本当に月に着陸していた証拠も近年出てきています。

 

2008年の5月、日本の宇宙探査機「かぐや」が、

アポロ15号のロケット噴射で出来た月のクレーターを撮影しています。

このことから、アポロが月に着陸していたことが確認されています。

 

2011年の9月には NASがルナー・リコネサンス・オービター(無人の月周回衛星)により

撮影されたアポロ12号・14号・17号の着陸地点画像を公開し、

解像度が高い証拠の写真が公表されました。

 

また、イギリスの素粒子物理学者のブライアン・コックス氏は、

アポロ計画の陰謀論者に率直なメッセージをツイッターで投げかけています。

 

いわく「アポロ計画の陰謀論者は大馬鹿、脳みそを替えた方がいい」

ということです。

 

このツイートに反応したのは、ニール・アームストロング氏と共に

アポロ11号で人類初の月面着陸をし、

2002年に聖書を持ったアポロ計画陰謀論者を殴ったことでも有名なバズ・オルドリン氏で、

もしもアポロ計画がウソだったら、とっくにロシアがそれを暴露していただろうとツイートしています。

 

 

アポロ計画の疑問点とその反論

 

アポロ計画に捏造・陰謀論があるのは、それなりの疑問点があるからです。

ここでそのいくつかの疑問点とその反論を紹介してみましょう。

 

まず、有名な月に宇宙飛行士が立っている写真に関してです。

月で撮られた写真なのになぜ星が背景にないのかという点が疑問とされています。

 

これは、月では昼間の時間では、太陽光で輝く地表が露出しているため、

この時に撮った写真では星が写っている方がおかしいということです。

 

真空のはずなのに写真・映像では旗がはためいている点は、

真空では空気抵抗がないので旗がより動きやすく、

一度動いた旗も止まりにくいそうです(宇宙飛行士が旗を動かしているから)。

 

地球には全体をドーナツ状にとりまく「ヴァン・アレン帯」という層があります。

二重構造になっている内帯は赤道上の高度2,000km〜5,000kmにある小さい帯で陽子が多く、

外帯は10,000km〜20,000kmにある大きい帯で電子が多い層です。

 

昔は有人宇宙船でこのヴァン・アレン帯を通過すれば

乗っている人の体に悪影響があって危険と言われていました。

 

この点では、その通過時間もわずかで、

宇宙船・宇宙服が遮蔽・防護をしてくれることから、大きな問題はないとされています。

 

月面に残した足跡の写真が疑問と言う人もいます。

月面の砂にしては崩れがなくはっきりした足跡なのが疑問としていますが、

これは月面の砂であるレゴリスは砂が細かく、侵食もないので丸いものではなく、

地球のものよりも固まりやすいという性質をもつためです。

 

このように、疑問を挙げている人は地球上の理論を月にもあてはめていることが多いようです。

 

 

いまだに存在する「アポロ陰謀説」

 

アポロ計画の真実についてでした。

世界一の超大国であるアメリカにはさまざまな陰謀論が存在していますが、これもその中のひとつです。

 

これまでの陰謀説とその反論を見ていくと、

やはり陰謀論のほうが根拠に乏しいという感じがしますね。

 

陰謀論の関連した書籍が「トンデモ大賞」に選ばれたこともあります。

 

なにせ人類初の有人の月面着陸で、その後も行われていないため、

真偽は疑わしいものの、このような説が飛び交うのも仕方ないことかもしれません。

 

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