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人は月に住めるのか?月面生活のメリットとデメリット

満月と皆既月食 f

 

以前からこのサイトでご紹介していますが、アメリカのNASAでは再び人間の月面着陸を目指すという「アルテミス計画」が行われていて注目されています。では、将来、人が月に住むことは可能になるのでしょうか?

 

今回は月に人間が住むことができるのかどうかについてです。

 

 

SF作品の定番テーマ

宇宙太陽光発電機のイメージf

 

人類が地球から宇宙に出て行ってそこで暮らすようになるというのはSF作品の定番設定ですね。では、架空の話ではなく現実ではどうなのでしょうか。

 

現在の宇宙飛行の技術はもちろん向上しているので、いずれ現実に宇宙へ移民することが可能だと公言している人も多くいます。地球以外の惑星に移民できる候補として、「月」は昔から有力とされてきました。しかし、あの60年代の「アポロ計画」で採取された月の石を調べると、生命に必要な元素が非常に少ないことがわかり、その声は減少していきました。

 

月以外の候補では火星が最近では注目されていますが、月へ移民することについてはメリットとデメリットがあります。

 

 

 

月面生活のメリット:地球から近い

中秋の名月 f

 

 

まずメリットとしては、もちろん距離でしょう。地球から月までの距離は384.400kmです。アポロ計画では、宇宙飛行士は地球から3日で月に到着できました。あれからもちろん技術は向上しているので、なんと現在では9時間で通過することもできるようです。

 

また、地球との通信も、遅延はわずか数秒。音声と映像の通信も滞りなくできるでしょう。これがほかの天体なら数分・数時間ということにもなるので、やはりこれは大きなメリットですね。一般人が普通に考えた場合、火星で住むことと月に住むことでは、月のほうが近くてよいと思いますよね。

 

なんといっても、月は地球から見える距離にあるわけですから、月からも地球が見えるわけで、ホームシック対策にもなるかもしれません(笑)

 

また、意外に知られていないと思いますが、月の「脱出速度」というものがあります。脱出速度というのは、軌道力学で動いていない物体が大きな物体の重力から抜け出せるための最低速度のことです。この脱出速度というものが月は小さく、月から物を宇宙に出すためのエネルギーは、地球から物を宇宙に出すエネルギーより非常に小さいんだそうです。

 

そこで、月を燃料基地や建造工場にして利用するという考え方もあります。

 

 

 

月に移住する場合のデメリット:隕石が落ちる可能性も

地球に隕石が衝突 f

 

月に移住する場合のデメリットもあります。月は夜が長く、1日の温度差が非常に大きくなるという点があります。大気が不足していることも、断熱材がなくなるので大きな温度差ができる一因になります。その差はなんと280度というから、これは大問題ですね。

 

また、月といえばクレーターというくらいですが、月では常に隕石が落ちていたため、隕石が落ちるという危険もあるでしょう。先述したように、生命に必要な元素が欠けているという点もあり、初期は地球からそれを運ぶことになるでしょう。

 

月表面の放射線被ばく量は1日1369マイクロシーベルトで、長期滞在をする場合はたとえば地下施設などを建設することになるでしょう。

 

 

日本のベンチャー企業の壮大な構想

 

ここで驚きのニュース。日本の宇宙ベンチャー企業の株式会社アイスペースが、「ムーンバレー構想」という、月に都市を作るというプロジェクトを発表しています。アイスペースは、今年2023年に、日本の民間企業で初となる月探査機を送る計画をしています。

 

アイスペースによると、月には60億トンの水があるとの研究報告があったため、将来開発をしていけば月に住民1000人が住んで、年に1万人が訪れるという街を作れるとしています。その場所は、氷が地下にあるとされている南極です。

 

月の生活でもっとも魅力的なことは、星が美しく観測できることで、なかでも地球の眺めが素晴らしいだろうとしています。では、厳しいとされている月面にどうやって街を作るのかというと、地下の空洞を利用したり、断熱耐熱性のあるドーム型になるかもしれないそうです。

 

ただ、アイスペースでは月がゴールとは考えていないそうで、月を宇宙開発のハブにして、さらに宇宙の生活圏が広がっていくでしょうという予想をしています、

 

参考:株式会社アイスペース

 

 

SFが現実になるかも!?

 

月の移民の可能性についてでした。月に住むことによって人間にメリットとデメリットがありますが、両方を天秤にかけて個人的にどちらかといえばメリットのほうが大きいかなと感じました。やはり、地球から一番近いというのがメリットですよねえ。

 

また、アイスペースという日本の宇宙ベンチャー企業が月に街をつくるという「ムーンバレー構想」を計画しているというのも驚きでした。月の移民ということから言えば、やはり今NASAが行っているアルテミス計画が注目でしょう。

 

関連記事:東洋に伝わる「月のうさぎ」の伝承と月兎の形が出来た経緯

関連記事:ふたたび月に人間を送る!アルテミス計画とはどんな計画なの?

 

 

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