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【宇宙旅行】前澤友作さんが国際宇宙ステーションへ!その様子は!?

2022年1月24日

前澤友作 wikipedia

前澤友作 wikipedia

 

実業家の前澤友作さんが、先月12月に宇宙の国際宇宙ステーションに旅立ったことが大きな話題になりましたね。前澤さんは無事に宇宙に向かい、ISSに12日間滞在して、12月20日に地球に戻りました。メディアでは賛否両論(!?)あったようですが、今回はこのニュースについて振り返ってみましょう。

 

 

大富豪がまた一人宇宙へ

 

実業家の前澤友作さんといえば、女性に人気の衣類のネットショップ「ZOZO」の創業者であり、この成功で莫大な財産を得た大金持ちとしても知られていますね。そんな前澤さんは以前から宇宙へ行くことの夢を語っていましたが、ついに先月、それを実現させました。

 

 

2021年12月8日、日本時間で4時38分、カザフスタンにある基地から宇宙船「ソユーズ」で宇宙に打ち上げられました。前澤さんを乗せて無事宇宙へ向かったソユーズは6時間後の6時48分に国際宇宙ステーションに到着。前澤さんは、この施設に滞在する民間人としては初めての日本人になりました。また、商業的な宇宙飛行の日本人では、秋山豊寛氏以来2人目で、31年ぶりとなりました。

 

 

これからも増える民間人の宇宙旅行

 

2021年は「宇宙旅行時代の幕開けの年」と呼ばれ、去年宇宙に行った民間人は、世界で前澤さんらも含めて29人でした。通常の宇宙飛行士は19人だったので、民間人のほうが多く宇宙に行ったということになりますね。これはどういった理由があるんでしょうか。

 

 

現在では、民間の企業が次々と宇宙船を作っていて、民間人の宇宙飛行はこれからも計画されているんです。アメリカ「アクシオム・スペース」という企業は、これから4回の宇宙旅行の予定があり、民間人をISSに送るとしています。ロシアの企業も、今後2人の民間人をICCまで送ると発表しています。

 

 

来年には、おなじみの「スペースX」が開発している有人宇宙船で、今回の前澤さんを含めた民間人9人を、なんと月に向かう計画を話しています。前澤氏さんは、「スペースX」が2023年に打ち上げを予定の「Starship」という宇宙船で月を周遊する旅行の権利を得て、民間人という初の月周回ミッションである「dearMoon」を計画中。参加するクルー8人を募集する企画で、249の国や地域からなんと約100万人という応募があり、注目を浴びました。

 

 

前澤さんはそのため、月に行く前段階として、ISSにも行くことにしたんだそうです。

 

 

ネットメディアで宇宙滞在を逐一配信する前澤友作氏

 


12月9日、国際宇宙ステーションに到着した前澤さんは、YouTubeやツイッターなどの多くのメディアを駆使して、嬉々として宇宙体験を公開していきました。ツイッターに「宇宙なう」と初投稿、その後も次々と発信されるツイートやYouTube動画では、少年のように楽しんでいた姿が印象的でした。興奮覚めやらぬという感じで、宇宙の無重力、宇宙のトイレ事情、酔いや歯磨きなど、宇宙で暮らすということがどんなことかを、現代の若者のような口調で説明してくれました。

 

 

また、日本でもおなじみとなった宅配サービス「ウーバーイーツ」の帽子をかぶり、缶詰め入りの紙袋を宇宙飛行士に渡したり、宇宙旅行記念グッズを限定販売すると言ったりしています。動画撮影は、同乗した前澤さんのマネージャー/プロデューサーで平野陽三さん。

 

今回の旅費は、前澤さんと平野さんとで約100億円以上なんだとか!?

 

17日には平野さんとミシュルキン宇宙飛行士、ほかの宇宙飛行士たちと、バドミントン対決を行い、その動画がタス通信のYouTubeで配信されました。

 

 

YouTubeチャンネルでは「無重力でどう寝るの?」という動画を投稿し、宇宙飛行士の寝部屋を借りた自身の寝室を撮影。寝袋は熱くてほとんど使ってませんと説明しましたが、無重力で体が回ってしまわないために、背中を壁に、逆側の壁に足を付け、体育座りのようにして寝ることを発明したそうです。

 

 

しかし、「やっぱ起きちゃってあんまり寝られない」と語り、あまり眠れなかったという感想を語りました。前澤さんは地球に帰る前日の19日に宇宙から全員お金贈りという、地上の人にお金を贈るという企画を開始。アプリ「kifutown」から電子マネーで贈ると説明し、直後からアクセス殺到、大量アクセスでサーバーがパンクしたそうです。その中には100万円が当たったユーザーもいたそうです。

 

 

前澤友作氏の帰国後の感想は?

 

年が明けた今月17日、前澤さんは日本外国特派員協会で会見を開きました。去年の12月20日に地球に戻り、23日午後に日本に帰国した後、コロナウイルスの水際対策措置として自主隔離をしていたために、これが仕事始めとなりました。

 

前澤氏は「無重力をなめてました。(行く前に「パラボリックフライト」という急上昇・急下降で無重力を作り出したんですが、その訓練と無重力は違う。後半は慣れてきて楽しくなりましたが、帰還後の地球の1Gの威力を実感しました」と感想を語りました。

 

 

メディアでは前澤友作批判もあったようですが

宇宙 星雲 f

 

前澤友作さんの国際宇宙ステーション旅行についてでした。いやー、宇宙旅行をした前澤さん、楽しそうでしたね。メディアなどでは「金持ちの道楽」などという批判的なものもあったようですが、個人的にはそんな批判はなんでだろ?と思いました。いずれは、普通の人でも宇宙に行ける日がくるんでしょうからねえ。

 

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