最近の宇宙ニュースといえばやはり「アルテミス計画」でしょう!
これはアメリカ政府が計画している、有人月面着陸が含まれているミッションなんですね。人間が月に降り立つといえば、もちろんあの60年代の「アポロ計画」というこどで、宇宙ファンは刮目のイベントでしょう。いよいよやるのか!という気がしますね!
近頃、アルテミス計画で打ち上げる予定のロケットの発射が延期になったというニュースがありましたね。ということで、ここではこの胸躍る「アルテミス計画」について、その概要と最新情報をお伝えしましょう。
サムネ引用元:TBS NEWS DIG Powered by JNN
アルテミス計画とは? ついにまた人間が月に!
「アルテミス計画」とは、アメリカ政府が計画している、月に宇宙飛行士を着陸させる計画です。アルテミス計画にはNASAが基本的に主導しますが、アメリカの民間宇宙会社や欧州宇宙機関のESA、日本のJAXAもパートナーとなっています。
日本のJAXAはこの計画にどう関わっていくのか、興味深いですね。また、アメリカの民間宇宙会社といえばもちろん、おなじみイーロンマスク氏のスペースXも関わっていて、NASAから月の着陸船の開発に選定されています。
また、長期的な計画としては、月に宇宙飛行士を送った次のステップとして、火星にも人間を送るということも計画している、非常に野心的な計画です。アルテミス1号〜アルテミス4号までミッションを行う予定で、5号以降も後続してミッションを行うことも提案されています。
ここでそれぞれの概要についてみていきましょう。
まず、今年に打ち上げ予定のアルテミス1号(後述)は無人飛行で月の周回軌道に入り、6日過ごした後で帰還する予定となっています。アルテミス2号は2024年に打ち上げ予定で、有人飛行になるそうです。宇宙飛行士の人数は4名で、月を周回して帰還する予定。
アルテミス3号は2025年から先に予定されていて、ついに有人の月面着陸を予定しています!
その中には、人類で初となる女性と有色人種も含まれています。クルーは6日から5日月面で生活し、船外活動も予定されています。2026年のアルテミス4号は、「月軌道プラットフォームゲートウェイ」へ向けた有人飛行となっています。
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月軌道プラットフォームゲートウェイとは?
この「月軌道プラットフォームゲートウェイ」っていうのはなんなのでしょうか?
聞いたことがなかったという人も多いでしょう。「月軌道プラットフォームゲートウェイ」とは、多くの国で月の周回軌道上に作ることが有人宇宙ステーションです。この施設は太陽光発電で動き、通信のハブや実験、宇宙探査の無人機などの格納などをする目的があります。また、将来的には有人月探査だけでなく有人火星ミッションの拠点としても使われる予定になっています。
なお、アルテミス5号以降も、この計画は継続していく予定になっているそうです。
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打ち上げ延期を繰り返しニュースで話題となりました
先月8月29日にアメリカのフロリダ州にあるケネディ宇宙センターから、無人宇宙船「オリオン」を載せた大型ロケット「SLS」の打ち上げが予定されていましたが、エンジンが問題となって中止になったことがニュースになりました。
ちなみにこの宇宙船には今後の計画を考慮してか、「マネキン」が3体入っているそうです。その後、9月3日に打ち上げ再開となりましたが、このときは燃料を注入している作業中に超低温の液体水素が漏れてしまいまたも中止。これまで漏出した部分の修理が行われていました。
次の打ち上げ再開日は9月23日でしたが、さらに遅れて9月27日に行う予定です。
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注目と期待を集める宇宙ミッション!
有人による月面着陸を予定しているアルテミス計画の概要と最新情報についてでした。いやー、最近は宇宙ニュースといえばこの話題!という感じでしたね。なにせ、アポロ計画以来の有人月面着陸ということで、いやがおうにも注目してしまうでしょう!
近日アルテミス1号が打ち上げ予定でしたが、延期となったことがニュースとなりました。この計画については、これからも最新情報を含めて複数にわたって紹介していきたいと思います。
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